子供向けのトランシーバー「Twinceiver EVO」を入手した。私がヤフーショッピングで購入したものは2台セットで送料込みで1722円だった。実に安い!おもちゃだからそんなもんなのかもしれませんがこれがこれが使えるトランシーバーだった。

 商品名は「ツインシーバーエヴォ」となっています。最初は 49MHz 帯を使用する微弱電波のトランシーバーだと思ったのですが技適マークがついている。2.4GHzのBluetooth規格を想像しましたがこれが何と 426MHz帯だった。

 技適番号が「214-230325」になっている。総務省の技適番号を検索すると㈱Linx社が認証を受けています。詳細はこちらに記載されています → 技適情報

 気になる周波数は「426.05MHz」と書いてある。あれ?この周波数は無線電話用の特小では無く、アタックラジオでも話題にした連動型火災報知器で使用されている小電力セキュリティシステムの無線局の周波数か? 遠隔操作用のテレコントロールの割り当て周波数か?

 送信出力は「0.5mW」とのこと。0.005Wですよ!めちゃくちゃ弱い出力ですがこれだけの電力があれば立派な無線局になる。仕様書によると立派なヘリカルアンテナが内蔵されています。

 購入したショップのページによると「最大通信距離150m」とあります。以前に購入した3Coinsの15mしか飛ばない微弱電波の玩トラとは違う。完全見通しならもっといけるだろう。だって0.5mWもある。

 2台セットなので乾電池を入れたらすぐに遊べる。1台に乾電池が単三乾電池が3本必要です。背面にある小さなネジを緩めてフタを外す必要があるので小さいドライバーが必要です。周波数カウンタで測定すると「426.037MHz」と出た。ちょっとズレているようですが大丈夫かな?

 もう1台も測定してみるとこちらは「426.034MHz」と出た。スペック上の「426.05MHz」とややズレがあるようですが、この2台の周波数はほぼ一致しているので普通に通話できる。お互いのトランシーバーからの音声はクリアだった。「アーアーアーテスト中!」PTTボタンを離すとFM特有のスケルチが閉じる時の「ザッ!」が聞こえた。FM変調なのかー!IC-705などFMモードで普通に受信することができた。

受信音の動画

 本体に送信するときに押すPTTボタンと電源スイッチだけしかない。上部の音量ツマミに見えるツマミを回すと青色LEDが点灯して電源オンになる。スケルチは解放できない。仕様書をみるとコンデンサマイクを採用しています。送信される声の音質は悪くありません。スピーカーも小さいものですがそれなりの音量、音質です。

 いや~、これが1722円だとは驚きだ。あとはフィールドで遊ぶだけだ!皆さんも1セットいかがですか?

購入したヤフーショッピングのサイト → アウトドア用品と雑貨のCAMPLORE
ハムショップ「Qちゃん」店頭でも購入できます → ハムショップ「Qちゃん」のサイト

「Twinceiver EVO LX-T001 玩トラ おもちゃのトランシーバー」に3件のコメントがあります
    1. コメントありがとうございます。462.05MHzはテレメーター・テレコントロールの周波数になりますかね?この割り当てで音声通信もOKなんですかね?

      1. 426.05MHzはテレメータ、テレコントロール、データ伝送用の周波数ですから、音声通信はNGですよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です